ブロックチェーンとは、分散型台帳技術、もしくは、分散型ネットワークと呼ばれ、ビットコインを代表とする仮想通貨の基礎となる情報技術のことを指します。
ブロックチェーンはネットワーク内で発生した全ての取引を記録する台帳としての役割を持ち、ネットワークに参加している全てのユーザーが同一の台帳を共有することで、情報の信頼性を保持しています。

仮想通貨ではビットコインばかりが注目されておりますが、ブロックチェーン技術により実現したスマートコントラクト(世界中の人々に共有される契約情報のようなもの。
文字通り、コントラクト(契約)をスマートに行えるプロトコルのことでいわば契約の自動化であり、契約条件の確認から履行までを自動的に実行させることができます。)に関しては代表的な通貨としてイーサリアムがあります。

イーサリアムについてはビットコインほどの流動性、市場価値はないものの、このスマートコントラクトというビットコインにない技術があります。スマートコントラクトが活用できるシーンは非常に多く、企業や個人の契約取引の記録から個人情報管理、税金、医療などこの技術は今後、様々な産業において新たな取引に活用されていく可能性のある画期的なものですので、今後はビットコインだけでなく、当然ながらイーサリアムの価値も自ずと上がっていくものと思われています。

また、イーサリアムにはビットコインとは異なるアルゴリズムを採用し、マイニングの寡占化を防ぐ機能も持っており、このような社会的優位性の高い通貨イコール安定性の高い通貨として魅力のある通貨といえます。このようにビットコインと異なる特徴を持つイーサリアムはアルトコインの分散投資(リスクヘッジ)としても重要です。何故ならば、アルトコインの下落時には当然同じ属性のコインは同じ下落の仕方をしますが、異なる属性を持つコインは下落率が低いからです。また、スマートコントラクトで有名なイーサリアムですが、実は決済スピードも早くビットコインが決済に10分かかるのに対してイーサリアムは15秒と驚異的に早いため、決済通貨としても有益性が高い通貨です。

このブロックチェーンが生み出した画期的な通貨である仮想通貨は今まで世界中で認識されていた貨幣の既存概念を一気に変えてしまった革命的通貨です。当初は誰もが最初は先物取引やFXのような一攫千金を狙うギャンブル的なものかと思っていました。また、マウントゴックスのような事件も過去にあったこともネガティブに捉えられていました。

しかし、一昨年ビットコイン同様イーサリアムも恐ろしいスピードで高騰し続けると、メディアや口コミなどでこぞってそれを取り上げました。これが奏して仮想通貨というものを様々な見地から正確な情報で一般の投資家に伝えることができたことで、それまで色眼鏡で見ていた層の概念をひっくり返し市場に参加させることに成功しました。仮想通貨は、個人が国と国とを超えてそれぞれが持つ価値というものを自由に取引をすることを奨励し、また、一つの国や金融機関が管理するのではなくすべての人々が自分たちで管理し、守っていくという素晴らしい概念が具現化したものだと思っています。

例えば今後戦争が起こったらどうなるでしょうか。戦争によって国が破れ、貨幣価値が下がり、銀行が潰れ、お金が引き出せなくなっても、世界通貨である仮想通貨は安定した価値を持ち、USB一つ持っていれば、外国に行って商品を買うことも実貨幣に変えることもできるのです。仮想通貨は人間社会において理想的な未来の通貨と言えると思います。

また、先述したように仮想通貨における決済手段だけでなく、このブロックチェーン技術には様々な可能性があります。ブロックチェーン技術は、いわば膨大なコストを払って構築してきた中央集権的な第三者機関を不要とするものであり、信用を担保するビジネスや、高度なセキュリティが求められる様々なビジネスへ応用することが可能になります。

さらに、その分散型ネットワークへ参加するのに、冗長的な情報システムや運営保守のコスト、人件費を必要としないため安価に構築することも大きな魅力です。ブロックチェーンという技術は言ってみれば世界を統一し、スマートな社会を実現するためのインフラのようなものです。わかりやすくいうと、道路のようなもので今はまだ整備されていない畔道もいつしかアスファルトが敷かれ、そしてそれが世界の隅から隅まで整備され、そこには様々な人や物が凄まじいスピードで行き来を行っているでしょう。

またそこには同時にAIやビッグデータの活用とが結びつき、人間社会そして文明を想像できないほど飛躍的に発展させていくことでしょう。